お知らせ
<実施報告>セラピストが学んでおくべき産後症状2.「冷え」への実践トレーニング (2017/07/20)
今年2回目のブラッシュアップ講座では、産後に関わらず女性に多い「冷え」をテーマに進めていきました。
冷えと様々な症状は密
その判断と対応を医療現場での臨床を交えてホリステ
今回は、看護師、セラピスト、整体師、学校の教師という経歴をお持ちの方まで多彩な顔触れ。
1時間目は、看護師であり専属チーフセラピストでもある館山先生の解剖生理学。
熱産生と筋肉のこと、肝臓と呼吸の関わり、女性と冷え、産後の冷えやまつわる疾患について、
解りやすく解説頂きました。
冷えと血管についての考察。頸動脈、腋窩動脈、大腿動脈など「脈」に触れてみました。
「脈はあたたかさを伝えやすく外気温の影響を受けやすい部分です。」
萩原より「冷え」に関するエビデンスのご紹介。
論文の見方や「客観的視点を持つ大切さ」をお伝えしました。
2時間目はこの講座の中医学視点を担当くださっている山口先生の授業。
ミクロの世界からマクロの世界に視点を切り替えます。慣れるまで簡単ではありませんが、
既存の生徒さん達の切り替えがスムーズになってきているのを感じました。
きっと見える世界が拡がっていくことと思います。
中医学を初めて学ぶ方は、初めて聞く中医学用語から始まるのですが、
五臓相関図を基に「陰・陽」「五臓」「気・血・津液・精」のバランスから、
冷えをどう読み解くか解説頂きました。
経絡とツボについてもセラピストが施術に応用出来る範囲でお伝えしました。
「ツボは気のエネルギー(命の呼吸)の出入り口です」
マイカイカ、エゾウゴキなどの生薬を使った「冷え」オリジナル養生茶。(ナツメのお茶うけつき)
手に取り、香りを確かめ、口にして、みなさんに味わっていただきました。
午後は実技。先ずは、「冷え」へのセルフケア。
毎朝「気功」を実践されている島田先生よりレクチャー頂きました。
冬になると手が冷たくなるセラピストも多いです。是非、実践頂きたい内容です。
また、患者様やクライアント様にあわせたセルフケアをお伝えするのもセラピストの仕事です。
ご活用頂きたいです。
一通り終えるとみなさん呼吸も整いホカホカに。
いよいよ、この講座ならではのミクロとマクロの視点とその捉え方を実践で学んでいきます。
「その手技ひとつ、どんな根拠のもとにどんな意識で行っているのか?」
この講座で大切にしていることであり、セラピストに求められているスキルです。
冷えにアプローチする実技ポイントや産後ケアでの精油についての考察も交えながら、
筋肉や骨を確かめ
解剖図と照らし合わせ
実践
みなさま、ほんとうに1日お疲れさまでした!
<交流会のお知らせ>
9月8日㈮に交流会を開催いたします。(既存受講生のみ参加能)
交流を図ることで共に学ぶことの楽しさを味わったり、
学びを深めたり、新たな可能性を見出せたり出来るような会にしたいと思います。
詳細は追ってお知らせいたします。
<次回講座予告>
11月1日(水)・3日(金) 鍼灸治療院内(大和)を予定
産後ケア領域に取り入れたいホリスティックケアを学ぶ2日間コースⅡ
2日間でトータルに学んでいくメイン講座です。
今回は復習に役立てて頂きより深く自分のものにしていただきたいという願いから
一度受講した生徒さんには再受講制度があります。
再受講したいコンテンツのみを受講することが可能です。(再受講料金¥5.000)お役立てください。
新規、再受講ともにお待ちしています。
詳細は追ってお知らせします。